ザトウクジラ骨格標本プロジェクトin座間味
2020年1月21日 in 京都沖縄ファン倶楽部, 京都沖縄県人会
ジェクトの趣旨
本プロジェクトの目的は、慶良間諸島国立公園内に位置する座間味村においてザトウクジラの骨格標本を作製し・展示することです。
座間味村は沖縄本島那覇市から西に約40km、高速船で1時間の距離に位置する離島村です。抜群の透明度を誇る珊瑚礁の海では、夏は珊瑚に戯れる熱帯魚といった南国らしい海の景色の中で泳ぐことができ、冬から春にかけては近海に回遊してくるザトウクジラを見ることができます。また陸上からは「ケラマブルー」と称される青のグラデーションの海に点在する緑の島々を望むことができその景観は訪れる人々を魅了しています。
今回私達が考えている骨格標本の元となるザトウクジラは、昨年11月に高知県で座礁した体長約8mの仔クジラの個体であり、現地の方達によって高知県黒潮町の砂浜に埋設処理されていました。座礁した場所から推測するに、座間味の海で生まれたザトウクジラが捕食のために母鯨と北の海へ向かい、乳離れして故郷の座間味の海へ戻る際迷子になり、短い鯨生を終えたものと思われます。この個体を高知県の関係者より譲り受け骨格標本として蘇らせ、ザトウクジラのウォッチングでは世界で有数の実績あるここ座間味村に展示したいと考えています。
プロジェクトを通じて実現したいこと
ザトウクジラの骨格標本を座間味に展示することにより、未来への環境教育を深め、さらに環境教育の先進的な地域を目指す。また既に27年間(2019年現在)の実績あるホエールウォッチングに更なる付加価値を高める。そして、それをきっかけとして座間味村特有の様々な資源や環境をPRし結果的に観光客への質の高い案内を提供したい。
- 『クジラの郷』として誇れる海を未来へつなげよう
- 海では大迫力のクジラの生命力に圧倒され、陸では骨格標本を用いて命のしくみを深く学び、単なるアクティビティで終わらない付加価値の高い本物の体験を!
- 悪天候時の観光の目玉に、環境教育のプログラムにも活かそう
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