伊是名村(いぜなそん)は、沖縄県島尻郡に属する村である。沖縄本島辺戸岬の西約30kmに位置し、有人島の伊是名島、無人島の屋那覇島・具志川島・降神(うるがみ)島の4島からなる。1939年(昭和14年)7月1日の分村許可司令により、伊平屋村の一部(伊是名・仲田・諸見・勢理客)が分立し伊是名村が成立。伊是名島は、琉球国王第二尚氏の始祖尚円(金丸/かなまる)の生まれた島として有名である。沖縄貝塚時代の前半(縄文時代にあたる)時期の遺跡が多く、特に貝塚時代前半の伊是名貝塚からは竪穴式住居や土器などがみつかっている。また、北側にある具志川島遺跡群ではオオベッコウガサガイ製の腕輪(貝輪)をはめた人骨が県内で初めて発見された。琉球王国期には、伊是名島、伊平屋島は琉球王統発祥の地として王府直轄領とされた。そのため行政区としては王府の聖域が多く存在する本島南部の島尻郡に属され、現在に至る。
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