南大東村(みなみだいとうそん)は、沖縄本島の約400km東方(宮崎県の真南)に位置する南大東島を行政区画とする沖縄県の村。島尻郡に属する。開村以来サトウキビの生産が村の中心的産業である。近年航空機の大型化などで観光客が容易に訪れることが可能になり、豊かな自然を生かした観光地としても注目されてきている。サトウキビ栽培を目的として開拓されたため、今日まで島の基幹産業はサトウキビ栽培である。1984年(昭和59年)までは、サトウキビ輸送のための専用鉄道も存在した。詳細は、沖縄県の鉄道#玉置商会 – 東洋製糖 – 大日本製糖 – 大東糖業を参照。農家一戸あたりの平均耕地面積が約8haと大規模である。また、この大規模なサトウキビ農業に支えられていることもあって村民の平均所得は隣の北大東村と並んで県内では上位に位置している。漁港が整備されるまでは漁業も殆ど行われていなかったが、近年の漁港の整備と航空機材の大型化で販路が開拓されたため、マグロやカジキ等の漁業の拠点として注目されつつある。かつては「島外の人間がいると職務質問された」とまで言われるほどで滅多に観光客が訪れることがなかったが、1997年(平成9年)に南大東空港が拡張・移転したことにより大型のプロペラ機が就航したため、観光地としても注目されはじめている。全島サトウキビ畑の島だが、製糖期(12月-3月)を除き島内で南大東島産の砂糖を入手出来ない。
http://www.vill.minamidaito.okinawa.jp/
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